誤審

趣味

剣友会で稽古をいただいた。今日の稽古では、構えで竹刀が開いてしまう悪癖の修正に注意を払った。試合や歩合に拘った稽古を続けると、応じ返しを意識してか、構えで竹刀が開き、それが癖になってしまうようだ。やはり、私のような不器用な者は、基本重視、打たれても、攻めて真っすぐ打つ、の意識を集中しなければならない、と改めて思った。

剣友会では稽古の最後に模擬試合をする。私は試合が得意ではない。だから、正直好きではない。故工藤先生が「試合も稽古も審査も全部一緒だ」と言われていた。先生の真意を理解できていないかもしれないが、私は「しっかり構えて、攻め崩して、真直ぐ打ち切れ」ということだと解釈している。

今日は模擬試合の審判だった。これがまた難しい。パリ五輪でも何だかモヤモヤした話題で持ち切りになったが「誤審」があってはならない(パリ五輪で誤審があったかどうかは筆者は知らない)。選手の努力を台無しにしてしまうからだ。

私は、性格も頭も悪いが、目も悪い。審判をすることが分かっているときは眼鏡やコンタクトレンズをする。近視用の眼鏡がないと、遠くが見えない。加えて、早い動きが捉えられない。誤審の元だ。

年齢による衰えは、「眼」と「歯」に出るという。剣道鞄に眼鏡を一個入れておこうと思う。

令和六年八月二十四日

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