月一の帰省。しかも、お盆休み。なんとか、いつもと違うように過ごしたい。そこで思い立ったのが、約36年前、そう、まだ21歳だった私が行った貴船と鞍馬だ。
朝早く大阪に着き、そこから京都へ。阪急電車で河原町まで出て、京阪に乗り換え、、、と思っていたら目についたのがこれ。
なんとも雰囲気のある路地に引き込まれて散策。
朝に行っても何もないのはわかっているが、Blog用写真撮影には絶好のタイミング。
京阪から叡山電鉄に乗り換えて終点の鞍馬へ
駅を出てすぐの「鞍馬寺」
遮那王(後の源義経)が7歳から10歳まですごし、天狗に武術を習った山だ。
源義経公供養塔を通り、山道を登る。NHK大河ドラマ「光る君へ」で左大臣 藤原道長を悩ませる「枕草子」に「近こうて遠きもの鞍馬の九十九折りの道」と記される道だ。
金堂(本殿)は残念ながら塗装工事で養生中。代わりに「翔雲台」
そして、金堂(本殿)前のパワースポット「金剛床」。
義経公ゆかりの数々のスポットを辿りながら、、、
背比べ石
義経堂
ここで天狗から武術を学んだのか、、、と思いを巡らせた。
そして、鞍馬寺の最後は、奥の院「魔王殿」。ここから貴船神社に向かうことになる。
貴船と鞍馬を巡るに際して、どちらを先に行くのが良いのだろうか?
それぞれの考えはあるだろうが、私は鞍馬寺から貴船神社に行くことをお勧めする。理由は、鞍馬山の坂道。貴船から鞍馬への道のりは登りの急勾配。一方、鞍馬から貴船に向かう道は清少納言が読んだ「九十九折り」で蛇行しているので勾配はややゆるやかに感じる。どちらもキツイのは事実。
山道を下りきると、涼し気な川に出る。
そこから貴船神社はすぐだ。
よく見る参道を通って、
お参りをして御朱印をいただく。そして、木漏れ日と静寂に包まれた川沿いの道をゆっくりと散策しつつ奥宮へ。
と、約36年前なら斯様に描いたであろう。当時は、川沿いの料理屋から「鯉の洗い、どないどす?」、「湯豆腐みたいなお昼のかるいもの、どないどすか?」と静かに声をかけられた。
ところが、令和の今、川沿いの道は送迎用マイクロバスと川床料理の待ち行列一杯だ。インバウンド需要に対応し、地域活性化を図ることも死活的に重要だ。そんなことを考えながら、奥宮に到着。
こちらでは、心静かにお参り。
そして、鞍馬・貴船の旅、終了。気が付けば、昼食を食べていないことに気付く。河原町の高島屋さんで遅めの昼食。京の鳥どころ「八起庵」さんで、有名な親子丼と鴨なんばをいただいた。濃厚な黄身と鴨なんばの九条葱がたまらん。
夕方に用事を済ませて、その後、大阪なんばへ。
わざわざ、蒸し暑い夏の盛りに、人混みの道頓堀界隈散策って
なんでやねん!
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